去勢・避妊手術で防げるわんちゃんの病気
2021年8月9日
こんにちは。
京急本線「黄金町」駅・横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町」「阪東橋」駅近くにある【横浜南どうぶつ病院】です。
将来、わんちゃんに子どもを産ませる予定がなければ、去勢・避妊手術を検討してみませんか?
去勢・避妊手術には繁殖を避ける目的だけでなく、年を重ねるにつれて発症リスクが高まるいくつかの「病気」に対して予防効果があるんです。
去勢・避妊手術は繁殖を避けるためだけではありません
わんちゃんの去勢・避妊手術は繁殖を抑制する目的以外にも、性ホルモンが影響してわんちゃん自身が感じる発情期のストレスを取り去ったり、性ホルモンに由来する病気を防ぐために行われます。
また、海外の統計ですが、手術を受けたわんちゃんのほうが長生きするという調査結果もあります。
去勢・避妊手術で予防できる病気
わんちゃんの去勢・避妊手術で予防できる病気は以下のものがあります。
■男の子の場合
・会陰ヘルニア
・前立腺疾患
・精巣腫瘍 など
■女の子の場合
・乳腺腫瘍
・子宮蓄膿症
・卵巣や子宮の腫瘍 など
病気の予防以外にも、男の子の場合にはマーキングの減少・攻撃行動の減少・ストレスの減少、女の子の場合には攻撃行動の減少・発情行動(鳴き声、精神不安定)がなくなる・偽妊娠がなくなるといったメリットもあります。
去勢・避妊手術を受けるベストな時期は?
一般的に去勢・避妊手術を受ける一番良い時期は「生後半年~1歳まで」とされています。
初めての発情を迎える前に手術を受けた場合、先に挙げた病気を高い確率で予防することができるからです。
たとえば乳腺腫瘍の発症リスクは80~90%も下がります。
当院では、避妊・去勢手術は基本的に生後6ヶ月以降に行います。
若齢期~高齢期にあるわんちゃんの手術をご希望の場合には、まずはご相談ください。
当院では慎重に去勢・避妊手術を行っています
去勢・避妊手術は性ホルモンが影響して発症する病気のリスクを低減できます。
そのほか、発情期における問題行動やわんちゃん自身が感じるストレスも予防することができ、わんちゃんも飼い主さんも穏やかに過ごせるというメリットも。
大切なわんちゃんに“手術”は心配…という飼い主さんのために、当院では疑問や不安についてきちんと耳を傾け、丁寧に説明することを大切にしています。
何でもお気軽におたずねください。
また、わんちゃんの負担をできる限り減らした手術に努めているのでご安心ください。