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新しい血液検査機器

2023年10月23日

横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋」「伊勢佐木長者町」駅・京急本線「黄金町」駅近くにある【横浜南どうぶつ病院】です。
 
新しい血液検査機器を2機種導入しました。

まず一つ目は「IDEXX プロサイトDx」という自動血球計算装置。
獣医療において最も網羅的な血液細胞の検査項目を測定可能とされています(2021年11月時点)。
・体の防御機構に関わる白血球を、5つに分類
・体の酸素運搬に関わる赤血球を、血液の再生所見を示す網状赤血球を含め測定
・体の止血機構に関わる血小板を、猫の血小板数を含め正確に測定

以前使用していた自動血球計算装置よりも、さらに正確に血液細胞を測定出来る様になりました。
ただし、血液細胞数の測定には大変便利な機器となりますが、血液細胞の形態評価はやはり顕微鏡での観察が重要!という事で、今まで通り血液検査の際は、顕微鏡でコツコツと血液細胞の形態評価を行っております。

2つ目は「IDEXX カタリストOne」という血液化学検査器。
肝臓や腎臓、膵臓に異常がないか、ホルモン異常がないか、体に炎症がないか等を調べる機器です。この検査機器を導入した理由の一つは、腎疾患の指標である尿素窒素やクレアチニンの検査項目と並行してIDEXX SDMAという項目を評価する事が可能であるからです。この項目の測定により腎臓疾患を早期に発見出来るようになりました。
もう一つは、UPCという尿中のタンパク濃度を正確に評価する事が可能であるという点です。こちらも腎疾患の診断治療に非常に有用な項目であるため、この一台で幅広く病気を検出出来るようになりました。

日々進歩する獣医療において、病気の早期発見と早期治療が出来るよう医療機器だけでなく、知識も更新出来るよう努めて参ります。

この他に、超音波診断装置・デジタルX線検査・顕微鏡を新しく導入しました。少しずつご紹介していこうかと思います。