室内飼いのわんちゃんもノミ・マダニ予防しましょう
2021年7月20日
こんにちは。
京急本線「黄金町」駅・横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町」「阪東橋」駅近くにある【横浜南どうぶつ病院】です。
お散歩以外、おうちで過ごすことの多いわんちゃんも気を付けてほしいのが「ノミ」「マダニ」の寄生です。
ノミ、マダニは体がかゆくなるだけではなく感染症の原因にもなるので、しっかり予防しましょう。
こんな仕草はノミやマダニが寄生しているサイン
おうちのわんちゃんに以下のような様子が見られませんか?
もしかしたらノミやマダニが寄生しているかもしれません。
- しきりに顔や体をかいている
- 前歯で体のあちこちを噛んでいる
- かゆいのか体を地面にこすりつけている
- 地肌にぽつぽつと赤いところがある
- 毛の中にフケのような黒色の塊がある
- 皮膚に炎症(ジュクジュクの状態)がある
- 体毛の一部が抜けていたり、薄くなっているところがある
かゆいだけじゃない。ノミ・マダニが媒介する病気
ノミやマダニの感染経路は主に“外”から。
草むらに潜むノミやマダニが、お散歩で通りかかったわんちゃんに飛び移って寄生します。
ほかには、飼い主さんの服にくっついていて家の中に持ち込まれたり、野良猫や他の犬から移ったりすることも……。
ノミやマダニに刺されるとひどいかゆみやアレルギー性皮膚炎の原因になります。
さらに、バベシア症、瓜実条虫(サナダムシ)、ライム病、日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの病気を引き起こすこともあります。
特にマダニが媒介する日本紅斑熱、SFTSは人間にも感染するので注意が必要です。
ノミ・マダニ予防には予防薬が効果的
ノミやマダニからわんちゃんを守るお薬があります。
錠剤のほか、最近はおやつ感覚で摂取できるチュアブルタイプのお薬や首の後ろに薬液を垂らすスポット剤が人気です。
お薬は月に1回、継続して与えることが必要です。
ノミやマダニが増える夏までにしっかり予防しましょう。
フィラリアと一緒に5月からの予防がおすすめです。
また、シャンプーやブラッシングできちんとお手入れする、お散歩から帰ってきたらノミやダニがいないかをチェックするといったことを普段から心がけましょう。
実は身近にいるノミ・マダニに注意しましょう
室内飼いのわんちゃんもお散歩などの外出先でノミやダニと接触してしまうことがあります。
ノミやマダニは皮膚炎や感染症を引き起こすことがあるので、寄生しないように定期的にお薬で予防することが必要。
市販薬もありますが医薬部外品にあたるので、より効果が高い動物病院の処方薬がおすすめです。
そしてノミやマダニを増やさないために、シャンプーやブラッシングなどの日ごろのケアや、おうちの中もできる限り清潔
に保ちましょうね。