早めの避妊・去勢手術で太りやすさを回避できる?
2021年2月11日
こんにちは。
黄金町駅・伊勢佐木長者町駅 の 動物病院「横浜南どうぶつ病院」です。
わんちゃん・ねこちゃんの健康管理のために行う避妊手術ですが、飼い主さんのなかには「避妊手術をすると太ると聞いたけど、大丈夫?」と心配される方がいらっしゃいます。
結論からいいますと、若いうちに避妊手術を行うと、ほぼ太らないといえます。
今回は、わんちゃん・ねこちゃんの避妊手術と肥満との関係や、手術を受けるべきおすすめの時期などをお伝えします。
太りやすくなるといわれる理由のひとつは、ホルモンバランスの変化によるものですので、わんちゃん・ねこちゃんの女の子の避妊手術は、はじめての発情期がくる前がおすすめです。
個体差はありますが、だいたい生後6カ月~8カ月頃に初めての発情を迎えることが多いです。
その前に避妊手術を行えば、「ホルモンバランスが崩れる」といった身体への影響がないため、太りやすさを回避できます。
また、わんちゃんの男の子には発情期がなく、ねこちゃんの男の子にも決まった発情期はありません。
いずれも、性的に成熟するとされる生後半年~10カ月を目安に去勢手術を行うとよいでしょう。
避妊手術をすると太りやすくなるといわれるもうひとつの理由は、カロリー過多。要するに食べすぎです。
これまでは生殖器の健康維持のために必要だったカロリーが、避妊手術によって不要になります。
健康維持のために必要なカロリーが、突然75~80%程度に減るわけです。つまり、摂取カロリーが手術前と同じであれば、その分だけ確実に太ります。
体重管理のためには、避妊手術を受けたら摂取カロリーをこれまでの75~80%に減らすなど、食習慣を変える必要があります。
食事への欲求が強くなる子もいますので、おやつをねだってくることが多くなるかもしれませんが、そこは飼い主さんにとっても我慢のしどころです。
また、月1回程度は体重測定を行い、適正体重をキープできているかチェックし、わんちゃん・ねこちゃんの健康を守りましょう。
避妊手術に適した時期は、わんちゃん・ねこちゃんの個性によっても異なります。
詳しくはかかりつけの獣医と相談してプランを立てましょう。
横浜南どうぶつ病院では、わんちゃん・ねこちゃんの避妊手術に関するご相談にお答えしています。
迷っている飼い主さんは、お気軽にご相談にお越しください。お待ちしています。
ミントのアロマオイルは猫にNG!犬はどうなの?
2021年1月11日
こんにちは。
黄金町駅・伊勢佐木長者町駅 の 動物病院「横浜南どうぶつ病院」です。
ミントの清涼感あるアロマオイルは、残暑の厳しいときのクールダウン効果もあって重宝しますね。
家庭菜園で育てやすく、虫よけ効果もあるので庭やベランダにミントのプランターを置いている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ねこちゃんにとってミントは有毒です。
おうちにねこちゃん・わんちゃんがいる場合は、ミントをはじめとするハーブやアロマオイルの扱いには注意が必要です。
アロマオイルはボタニカルな成分なので健康にいいと考えがちですが、ねこちゃんにとってはNGです。
というのも猫は肉食動物なので、身体の構造上、植物をうまく消化できません。
「ミントのアロマオイルというと、香りでしょ?食べ物じゃないけど」と思うかもしれませんが、香り成分は、微粒子でできています。香りを感じるということは、細かい物質が鼻から体内へ採り込まれている状態です。
ミントなど、ねこちゃんにとって有害な物質を同じ空間に置くのは、食べものとして与えているのと大差ない状態といえます。
ねこちゃんが居ると、ミントのアロマオイルや鉢植えなどを完全に生活から排除しなければならないのかどうかですが、ねこちゃんと完全に隔離できるのなら問題はありません。
とはいえ、ねこちゃんが近づいてしまうことが無いとはいいきれなので、できればミントやハーブといったアロマオイルの使用や栽培は避けることをおすすめします。
例えば、庭で遊んでいたわんちゃんが、育てていたミントを食べてしまったということもあるでしょう。
わんちゃんの場合は、ミントを食べても大丈夫です。
ミントには胃腸の調子を整える効果があり、ミントのアロマの香りをかがせると、気分が落ち着く、車酔いをやわらげるともいわれています。
食べさせる場合は、生のペパーミントを野菜のように細かく刻んで、食べ物に混ぜて与えるようにすれば問題はありません。
とはいえその一方で、ミントをはじめとするアロマは犬にとっても有毒という説があることも事実です。
ASPCA(米国動物愛護協会)では、ミントのオイルが犬に与える毒性について指摘しています。
わんちゃんがミントを食べたあと様子を見ていたけれど、どこかおかしい、健康状態が気になる、という時は、動物病院で診断を受けるようにしてください。
ミントを含んだ加工品には、キシリトールが配合されていることがあります。
キシリトールは、わんちゃんには絶対NGです。命に関わることもあります。
キシリトールはガムやタブレット、歯磨きなど身近な製品によくつかわれていますので、わんちゃんが誤って口にしないように十分気を付けましょう。
3周年
2020年12月25日
2020年12月で、当院は開院して3周年を迎える事が出来ました。
開院後よりたくさんのわんちゃん・ねこちゃんを診察させて頂きましたが、治療が上手くいく場合やそうはいかない場合など、私の目標とする動物病院そして良医への道にはまだまだ到達出来ていません。
これからも常に向上心を持って、新たな分野にも対応出来るよう努めて参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
モップとタオルの仲は、なかなか縮まりません。
診療時間の変更について
2020年12月1日
2020年12月より診療時間の変更をさせて頂きます。
午前の診療時間および休診日(火曜日)に変更はございません。
午後の診療時間は16時〜19時になります。
祝日の午後の診療時間は13時〜15時までとなります。
*診察の最終受付は診療終了時間15分前まで(初診の方は30分前まで)となります。
また夜間診療は19時〜22時(休診日・祝日除く)(最終受付は21時、初診の方は20時まで)となります。
ご不便をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い致します。
毎年必要?ワクチン接種で伝染病から犬猫を守る!
2020年8月24日
こんにちは。
阪東橋駅・黄金町駅・伊勢佐木長者町駅 の 動物病院「横浜南どうぶつ病院」です。
わんちゃん・ねこちゃんは、年1回のワクチン接種を受けていますか?
生後しばらくは、お母さんから譲り受けた免疫があるため、ウイルスに感染しにくい状態ですが、生後3カ月頃から徐々に抵抗力が弱まっていきます。
そのため、まずは生後3カ月程度で1回目のワクチン接種を受け、その後は年1回のペースを継続していくことになります。
インターネット上の最新の欧米の動物病院の情報などを目にしていれば、「ワクチン接種って本当に毎年必要?」という疑問をお持ちになるかもしれません。
日本のわんちゃん・ねこちゃんの生活環境を考えれば、「毎年必要」ということになります。
わんちゃん・ねこちゃんがかかる伝染病には、特効薬がないため、感染すると命の危険にさらされることになりかねません。
病気になってしまってから治すのは非常に困難なケースもあるため、あらかじめ病気にならないように予防することが大切なのです。
わんちゃん・ねこちゃんが健康で、長く一緒に過ごすために、適切な頻度で予防接種を受けさせてあげるようにしてくださいね。
欧米のようにワクチンの接種が3年に1回でも大丈夫というケースは、外に出ることがなく、1頭飼いで、感染リスクがゼロというわんちゃん・ねこちゃんです。
それなら大丈夫という場合も、本当にそうでしょうか?よく考えてみてください。
ねこちゃんの場合は、何かの拍子にあやまって外に飛び出して、野良ちゃんや地域ねこちゃんと接触するような可能性はありませんか?
感染症は、外にいるねこちゃんからうつることが、とても多いのです。
わんちゃんの場合は、毎日お散歩にも行きますし、狂犬病の予防接種といった他のわんちゃんと接触する機会は日常的にありますね。
つまり日本のわんちゃん・ねこちゃんの生活環境における適切なワクチン接種の頻度は、年1回といえます。
わんちゃん・ねこちゃんの生活環境に合わせて、混合ワクチンの内容を提案します。疑問や不安などがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。
犬・猫の健康診断は受けた方がいい?どんな検査をするの?
2020年8月24日
こんにちは。
阪東橋駅・黄金町駅・伊勢佐木長者町駅 の 動物病院「横浜南どうぶつ病院」です。
わんちゃん・ねこちゃんの健康診断、受けていますか?
「うちのこはまだ若いし元気だから…」「今のところ必要ない」と考えていらっしゃるかもしれませんね。
ですが、わんちゃん・ねこちゃんが健康かどうかは、毎日一緒にいる飼い主さんでも、見た目では解らないことが多々あります。
わんちゃん・ねこちゃんが末永く健康に暮らしていくために、最低年1回程度の定期検診を受けると安心です。
わんちゃん・ねこちゃんの健康診断は、いつから受ければいいのかというと、特にはっきりと決まっているわけではありません。
理想は、満1歳くらいから健康診断をスタートし、満8歳くらいまでは年1回のペースで受けるといいでしょう。
年1回、予防接種を受ける必要がありますので、そのタイミングで健康診断を受けるようにすると、忘れずに済みそうですね。
わんちゃん・ねこちゃんがシニア期に入る満7~8歳以上になれば、健康リスクが出てきますので、半年に1回くらいにペースアップするといいでしょう。
これまで健康診断を受けてこなかったというわんちゃん・ねこちゃんも、シニア期になったら、ぜひ受けるようにしてください。
健康診断を定期的に検診を受けていれば、何か異変が起きても早期発見しやすいので安心です。
わんちゃん・ねこちゃんの健康診断で何をするのかというと、人間の健康診断とそれほど大きな違いはありません。
受けられる検査は、触診による身体検査、血液検査、尿や便検査、レントゲンや超音波などの画像診断といった内容です。
わんちゃん・ねこちゃんが体調不良で弱っている時に慣れない病院に行くと、過度にストレスがかかってしまいますが、ふだんから病院へ行くことに慣れておくとダメージを受けずに済むみます。
わんちゃん・ねこちゃんが末永く健やかに生きるための知恵といえますね。
横浜南どうぶつ病院では、わんちゃん・ねこちゃんの待ち時間が少なくて済むように、予約優先制を採用しています。
わんちゃん・ねこちゃんが少しでも快適に受診できるよう、電話予約をぜひご利用ください。
熱中症
2020年7月22日
こんにちは。
阪東橋駅・黄金町駅・伊勢佐木長者町駅 の 動物病院「横浜南どうぶつ病院」です。
雨で蒸し暑い日が続いていますね。
これからの夏本番に向けて気をつけたいのが「熱中症」です。
熱中症の代表的な症状としては、
・過度なパンティングやよだれ、ぜいぜい呼吸したり舌が真っ青になる
・ぐったりする
・嘔吐や下痢
などがあります。
最悪の場合命を落としてしまう危険性がある熱中症。
そうならないためにも以下の事に気をつけましょう。
・冷房の活用
・室内の日差し対策
・温度計や湿度計の設置
・お散歩時間(早朝や比較的過ごしやすい夜の時間帯)
・水分の補給
また、暑くなり蚊も増えてきていますね。
予防はお済みでしょうか?
フィラリア予防は12月まで、ノミ・ダニ予防は通年での予防をお勧めしております。
まだまだ新型コロナウイルスが心配な昨今ですが、院内消毒など対策を実施し、ご来院をお待ちしております。